接続切れの倫理

相手のインターネットがトーナメント中接続切れを起こしたら、ブラインドを素早く削りにかかるべきなのでしょうか?それともゲームを遅滞させるべきなのでしょうか?

online bracelet event
オンラインイベントファイナルテーブル

先週の週末のことですが、ブレスレットの行方がインターネットの接続不具合で決まったという出来事がありました。$333 WSOP Online Little Grind で Mark Scacewater がヘッズアップの段階に入ってから接続切れを起こし、オンラインに戻ることが出来ないまま削られ、その結果 Joseph Mitchell がブレスレットと $122,314 の優勝賞金を手にしたのです。

オンラインポーカーで接続切れは珍しいことではなく、事実 Charlie Carrel は SCOOP High Main Event をスターバックスで優勝しており、これはインターネット接続切れを起こした彼がそこに駆け込んだというものでした。トーナメント中に接続切れというのは、最悪の事態ですが、逆にヘッズアップで相手がブラインドで削られて行くというのは、自分の方からすればラッキーなプレゼントだとも言えます。

さてここで提起したい問題はこれです。そうなった時に出来るだけ相手のブラインドが削られるようプレイをスピードアップするのは、倫理的に見て問題ない行為だといえるのでしょうか?あるいは、スポーツマン精神の観点から、ゲームを遅滞させて相手を待つのが正しいことなのでしょうか?

バックアップを用意しないのは言い訳無用

Tether phone internet
大抵のスマホはバックアップに使える

この設問に対する 2 つの立場について述べる前に言っておきたいのは、私はオンラインのヘッズアップでなら相手に接続切れが起きているのなら、恥も外聞も無くレイズボタンと出来るだけ早く押し続けるということです。ところがその私は、ライブのファイナルテーブルで似たような状況が発生した時には、離席しているプレイヤーを待って、全員そろってからスタートさせるべきだと主張したのです。理由がなんであれ、私は倫理的基準にライブとオンラインの間に違いがあると思っているのです。

私がオンラインならベットボタンを連打しても構わないと考える主張には 2 つの理由があります。まず、インターネット接続が不安定でのプレイは、実際にはゲームの遅延につながることが多く、それによってゲームの面白さが損なわれているということがあります。. ライブで William Kassouf が自分のアクションに無駄に時間をかけるのと同じように、オンラインのアバターのひとつが毎度毎度タイムバンクをゼロまで消化させ、それが彼らがモバイルでバスに乗りながらプレイしているからというのは、感心しません。それのせいでゲームの楽しみが削がれます。そんな訳で、そういうプレイヤーは報いを受ければ、次からはもっと準備を整えるようになるだろうということです。

もうひとつの理由は、今の時代のネット環境下でバックアップを、しかも結果が大事だというトーナメントで、用意しないことへの言い訳などあり得ないと思うからです。特にプロのプレイヤーならバックアップが何もないなんていうことが許されるはずがありません。私の場合なら、すぐに移動してネットに繋げられる場所を 3 つは知っていますし、それよりもまず、スマートフォンを利用してのテザリングという手段もあるのです。バイイン額がそれなり大きい時には、プラン B を用意しておくのは必須と言っていいでしょう。

注意義務

no internet
プラン B を用意しないのはあなたの落ち度

ポーカープレイヤーには、自分の金が不必要なリスクにさらされないようにする注意義務というものがあります。いいゲーム選択を行う、自分のバンクロールの許容範囲内でプレイする、自分のポーカーマネーをどこに保管する、ということと同じです。

とここまで述べてきて、それでもなお感じるのが、これはブレスレットイベントなのだから、少しの間でもいいから、イベントを一時停止させてもよかったのではという思いです。今回 Joseph Mitchell がそうしようとたのか、あるいは、出来るだけ早くブラインドを削ろうとしたのか、私には分かりませんが、このイベントは多くの注目が集まっており、ブレスレットは大きな名誉なのですから、こんな形で優勝が決まってしまうのはどこか間違っているようにも思えるのです。とはいえ、それを決めるのはオンラインサイトの主催者側であって、プレイヤーではないとも思います。

ブラインドで削られることに対して倫理的に問題だと考えるかどうかに関わらず、自分に出来ることと言えば、そもそもこういう自体を自分では引き起こさないということだけです。スマホのテザリングを出来るようにしておく、一番近くのフリー wifi スポットを知っておく、さらにはもしあなたがプロだったら、ワイヤレスのバックアップを用意しておくといった具合です。

相手がもしトーナメント中に接続切れを起こしたらあなたならどうしますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

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コメント (4)

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  • SAMURA1ACE

    #1

    これは確実にレイズしまくるしかない
  • SAMURA1ACE

    #2

    バックアップを取って準備するのも大切というのはうなづける。
    すべては自己責任で、どれだけ怠けず最適な環境をつくるか。
    勝負の時以外でどれだけ時間をかけれるかというのは
    プロとしては当たり前、スポーツの世界でも、ビジネスでも常識。
  • nekoichi5

    #3

    画面の向こうがどうなってるかわかんないからなぁ
    いつ戻ってくるかわからない人のためにゆっくりプレイするのも変な話だし
  • junichiro

    #4

    これは速攻でブラインドを削ります。そういうルールになっているわけですし、お互いに最高のプレイをする準備をしておくべきかと思います。